幼馴染から。

コロナ禍や、家族の病気の都合、当時はさまざまな要因があり、思うように収入を得ることはできませんでした。
私自身収入がそんなにあるわけでもなく、また妻も病気のせいで働けず、そもそもの収入は雀の涙ほど。生きているのがやっとです。

なんとか2人でやりくりして生活を続けていましたが、
病気の妻の心の支えとなっていたペットが亡くなりました。
せめて葬儀はあげたいと、病院から紹介された葬儀社を頼り、無事に葬儀を終えることができましたが、
やはりペット用とは言えど葬儀は葬儀、家計には非常に辛い出費でした。

すでに銀行や消費者金融から借金をしており、これ以上の融資も受けられないのも痛手。
苦渋の決断でしたが、30年以上の付き合いがある友人に頭を下げに行きました。

二つ返事で了承してくれたことは非常にありがたく、またとても申し訳ない気持ちでいっぱいになりながらも、どこか安心した自分がいることに罪悪感も覚えています。
最近は仕事の都合などで、お互い会える機会が少なくなりましたが、
コミュニケーションツールでのやりとりをしており、
その中では返済はいつでも良いと言ってくれてはいます。

しかしながら、まだ僅かたりとも返済ができていないのもあって、
話すことに気まずさも覚えていました。
なんとかしたい気持ちもありますが、まずは自分たちが生きていく事を考えねばなりません。

昨今の止まらない値上げラッシュ、上がらない給料、時々嫌気がさしてしまい、消えてしまいたいとまで考えることがやはり以前よりも多くなってしまいました。
こんなことなら、借りなければ良かったのかなと思う程です。