マイカーローンから借金生活が始まった

私は約20年前に、初めてマイカーローンを組んで車を購入しました。マイカーローンや住宅ローン、または奨学金などはそれ以外(例えばギャンブルなど)の借金と比べると、それほど悪いイメージはありません。むしろ、必要な借金という捉え方をされていることもあります。しかし、お金を借りることでは、他の借金と同じだと思っています。ですが、当時の私はそれほど良くないものだとは思っていませんでした。支払期間を最大にしたことで、利息は増えましたが、月々の支払いが多くなかったので、十分に返済していけるだろうと思っていました。ですが、問題はここではありませんでした。マイカーローンという借金をしたことで、自分の中の見えない領域の中で、借金生活が定着してしまったようです。借金があるのが当たり前の生活になると、自分の生活がそのように展開されていきます。今考えると、これは恐ろしいことだと感じます。ですが、その時はそこまで深く考えていませんでした。車の最初の車検が終わった直後に、なぜかあり得ない故障が起こりました。そして多額の修理費がかかってしまいました。ここでその車を手放し、もっと安い車を購入すればよかったのですが、その考えはありませんでした。やむおえず、クレジットカードのリボ払いを始めて使い、修理費を支払いました。この2年後に失業をし、車の借金だけではなく、生活費を払うのも大変な状況になりました。結局、さらにお金を借りて、借金を返済するという自転車操業の状態が続きました。ですが、借入限度額を超えてしまったため、お金を借りることができなくなりました。最終的には身内にお金を借りて、一括返済することになりました。現在もまだ身内から借りた借金が残っていて、返済中です。現在は借金の残金が少なくなるにつれ、借金をしていなかった時の自分の間隔に戻りつつあるのを実感しています。